こんにちわ~、うららです。
先日、私はラベンダーについてご紹介しましたが、ラベンダーを含むハーブが大好きです。
植物のハーブはガーデニングの楽しみになるだけでなく、料理やハーブティーなどのさまざまな用途にも活用できます。今の時期に楽しめるおすすめのハーブをいくつかご紹介します。

初夏おすすめハーブ
- ミント(Mint): ミントは爽やかな香りが特徴で、ハーブティーやスムージー、サラダなどに利用できます。また、ミントは育てやすく、庭やプランターで育てることができます。
- バジル(Basil): バジルは美味しい香りと風味があり、イタリア料理やトマトソース、パスタなどに欠かせないハーブです。夏に育てるのに最適で、日当たりのよい場所で栽培するのがおすすめです。
- レモンバーム(Lemon Balm): レモンバームは柑橘系の爽やかな香りがあり、ハーブティーやシロップ、デザートに利用できます。また、レモンバームは蚊除け効果もあるので、庭やテラスで育てると便利です。
- ローズマリー(Rosemary): ローズマリーは強い香りがあり、肉料理やローストポテトなどによく使われます。また、ローズマリーの枝をドライにして香り袋にしたり、石鹸やキャンドルに利用することもできます。
- パセリ(Parsley): パセリは料理の彩りや風味を添えるためによく使用されます。サラダやスープ、ガーリックブレッドなどに使われることが多いです。
これらのハーブは一般的に栽培が比較的簡単で、多くの地域で育てることができます。また、種や苗は庭園センターやオンラインショップで入手できます。ハーブガーデニングを楽しみながら、自家栽培のハーブを使って料理やティータイムを楽しんでみてください!
そしてそれぞれのハーブを少し詳しくご紹介していきます。
ミント(Mint)
ミントの種類
- ペパーミント(Peppermint): ペパーミントは最も一般的で広く知られているミントの種類です。爽やかなミントの香りと強いメントールの風味が特徴です。
- スペアミント(Spearmint): スペアミントはペパーミントに似た風味を持つミントの種類ですが、メントールの香りと風味はより穏やかです。 スペアミントは料理や飲み物の香り付けに使われることが多く、また、モヒートなどのカクテルにもよく利用されます。
- アップルミント(Apple Mint):アップルミントはその名の通り、りんごのような香りを持つミントの種類です。さわやかでフルーティーな風味が特徴で、デザートやフルーツサラダ、ティーなどに使用されます。
ミントは他にもいくつかありますが代表的なものをご紹介しました。
この時期、ホームセンターや園芸店で数多くのミントが出回っていますので、お気に入りのミントを見つけてみてください。
ミントの効果・効能
以下に一部をご紹介しますが、ミントの効果や効能は個人によって異なる場合がありますので、医療的な用途に利用する場合は医師や専門家に相談することをおすすめします。
- 消化促進: ミントには消化を促進する作用があり、胃の不快感や消化不良の緩和に役立つことがあります。ミントティーやミントのエキスを摂取することで、胃の症状の軽減に寄与する可能性があります。
- 鎮痛作用: ミントには鎮痛作用があり、頭痛や筋肉の痛みの緩和に効果があると言われています。ミントの精油を直接皮膚に塗ったり、ミントの香りを嗅ぐことで、痛みの軽減に寄与する可能性があります。
- 鼻づまりの緩和: ミントの清涼感や香りには鼻づまりを緩和する効果があります。ミントの蒸気を吸ったり、ミントの精油をアロマディフューザーに入れたりすることで、鼻づまりや副鼻腔炎の症状の軽減に役立つことがあります。
- リラックス効果: ミントの香りはリラックス効果があり、ストレスや緊張の軽減に寄与すると言われています。ミントの香りを嗅いだり、ミントティーを飲んだりすることで、リラックスした状態になることができます。
これらは一部の効果や効能の例であり、ミントにはさまざまな利点があります。
ただし、個々の効果や効能については科学的な裏付けが必要な場合がありますので、医療的な目的で使用する場合は専門家の指導を受けることが重要です。
ミントを育て方と注意点
ミントは一般的には育てやすいハーブですが、いくつかの注意点もあります。
- 成長力: ミントは非常に成長力が強く、他の植物と競合してしまう可能性があります。庭やプランターで育てる場合は、十分なスペースを確保するか、根が張るのを防ぐために適切な管理が必要です。
- 広がりやすい: ミントは地下茎(ランナー)を伸ばして広がる性質があります。隣接する植物や庭全体に広がる可能性があるため、直植えはおすすめいたしません。プランターで栽培する場合は、根っこが広がらないように注意が必要です。
- 育てる場所の選択: ミントは日当たりのよい場所を好みますが、強い直射日光や極端な暑さには弱いです。部分日陰や涼しい場所で育てるとより健康的に育ちます。
- 病害虫: ミントは一般的に虫に対しては強いですが、時々アブラムシやハダニなどの害虫に悩まされることもあります。虫の発生に注意し、早めに対策を取る必要があります。
これらのデメリットにも関わらず、ミントは香り豊かで使い勝手が良いハーブです。適切な管理と注意を払うことで、楽しむことができます。ミントを育てる際には、庭の一部に限定したり、プランターで栽培したりすることで、広がりを抑えることができます。
バジル(Basil)
バジルの種類
バジル(Basil)はミント科のハーブであり、主に料理や香りづけに使われることが一般的です。
キッチンハーブとして重宝します。
- スイートバジル(Sweet Basil)は、バジルの中でも最もポピュラーで一般的な品種の1つです。中程度から大きめの葉を持ち、濃い緑色をしています。香りは爽やかで甘く、多くの料理に使われる特徴です。
- ジェノベーゼバジル(Genovese Basil): ジェノベーゼバジルは最も一般的なバジルの品種で、イタリア料理でよく使われます。葉は大きく、濃い緑色をしており、香りが豊かで甘い風味が特徴です。
- レモンバジルはスイートバジルと似た形の葉を持ち、緑色ですが、葉の表面が光沢があります。その最大の特徴は、強いレモンの香りと風味です。
バジルは他にもいくつかありますが代表的なものをご紹介しました。
この時期、ホームセンターや園芸店で数多くのバジルが出回っていますので、お気に入りのバジルを見つけてみてください。
ちなみにうららはスイートバジルが大好きで、毎年植えます。
バジルの活用法
バジルはイタリア料理をはじめとするいろいろな料理の香りづけに使われます。またオリーブオイルやビネガーに漬け込み、ドレッシングや肉や魚の下ごしらえに使うこともできます。
バジルはお料理だけでなくコンパニオンプランツ(共生植物)としても役立ちます。
バジルのコンパニオンプランティング
バジルとトマトは相性が良く、一緒に植えることでお互いの成長を促進します。
バジルの香りはトマトの害虫を遠ざける効果があり、一緒に植えることでトマトの害虫被害を減らすことができます。
家庭菜園などでトマトを植える際、ぜひ近くにバジルを植えてみてください。
コンパニオンプランティングについてのブログはこちらです⇓⇓⇓
バジルの育て方と注意点
- バジルは日光を好みますので、日当の良い場所で育てることが重要です。 また、バジルは暖かい気候を好むため、植え付けは5月から6月ごろにしましょう。
- バジルは乾燥が苦手ですが、過剰な水やりも根腐れの原因となります。土が乾いたら適度に水分を与えましょう。気になるときは土が乾いていないか指で土を確認してみると良いでしょう。
- バジルは害虫に対して比較的抵抗力がありますが、時折害虫の被害を受けることがあります。アブラムシはバジルの新芽や葉の向こうに集まり、汁を吸います。葉に黒いカビが生えたり、葉がくぼんだりすることがあるので注意してください。
- バジルは一年生または多年生の植物です。定期的に苗を植え直す必要があります。
キッチンハーブとして便利なバジル、直植えやプランターなどで育ててみてください。
レモンバーム(Lemon Balm)
レモンバームとは
レモンバームは、ミント科の多年草でレモンのような強い香りが特徴です。柔らかな緑色の葉を持ち、葉の形はやや楕円形で鋸歯状の縁があります。 葉には細い毛が生えていて、爽やかでフルーティーな香りを放ちます。
レモンバームの効果・効能
レモンバームは消化作用、鎮静作用、解熱作用があると言われています。またその香りや風味は穏やかでリラクゼーション効果やリフレッシュ効果、ストレスや不安の軽減に役立つことがあります。
レモンバームの活用法
ティーポットにレモンバームの生葉をいれ、熱湯を注ぎ、数分間待ちます。色や香りが気づいたら濾してレモンバームティーを楽しむこともできます。
ほかにもサラダや料理、ハーブバスにも使えます。
レモンバームの育て方と注意点
レモンバームは育成が早く、耐寒性耐暑性がある育てやすいハーブです。日当たりの良い場所を好みますが、直射日光が強すぎると葉が傷むことがあります。半日陰や明るい日陰の場所が理想的です。水はけのよい場所で、適度に湿り気のある栄養豊富な土に植え付けると良いでしょう。
夏は水を切らさないように注意が必要です。レモンバームは育成が良い分、株が混みあって蒸れやすくなるので収穫を兼ねてどんどん葉を摘み取りましょう。花穂を早めに摘み取ると、長く収穫が楽しめます。
ローズマリー(Rosemary)
ローズマリーとは
ローズマリーは、ミント科の常緑低木で、葉は針状で硬く濃い緑色をしています。 葉の裏側には銀色の毛があります。またローズマリーは芳香性が高く、香りが特徴的です。
ローズマリーの種類
垂直に茎が伸びる立ち性タイプ、横に這うように伸びる匍匐性タイプ、その中間の半立ち性タイプがあります。
ローズマリーの効果効能
ローズマリーには、認知機能の向上に関連する効果があるとされています。その香りが脳を刺激し、注意力や記憶力を高める効果が期待されています。ほかにも血行促進・鎮痛作用・代謝促進・疲労回復・抗真菌・抗菌作用があります。
ローズマリーの活用法
ローズマリーは料理に人気のハーブで、料理に独特の風味を加えます。ローストした肉、鶏肉、魚、野菜の味付けには、生または乾燥したローズマリーの葉を使用できます。
またオリーブオイルやビネガーに漬け込み、ドレッシングや肉や魚の下ごしらえに使うこともできます。
ほかにもハーブティーやポプリ、抗菌作用があるのでハーブバスにも使えます。
ローズマリーの育て方と注意点
ローズマリーは日光が十分に当たる場所で生育するため、庭またはバルコニーの日当たりの良い場所を選びましょう。
ローズマリーは過湿な土を嫌いますので、根腐れを防ぐために水はけの良い土に植えましょう。
水は土が少し乾いてから水やりをします。 水のやりすぎは根腐れを引き起こす可能性があるため、ローズマリーには水をやりすぎるよりも水が少ない方が良いです。
定期的に剪定を行うと、樹形が維持され、より豊かな成長が促進されます。 定期的に枝の先端をカットして、分枝とコンパクトな成長を促します。
ローズマリーは耐暑性、耐寒性は割と強いほうですが、霜や雪が続くときは直接当たらないようカバーで保護してあげてください。
ローズマリーは一般に害虫や病気に対して耐性があります。 ただし、アブラムシ、ハダニ、うどんこ病などの一般的な庭の害虫には注意してください。
ローズマリーのコンパニオンプランティング
ローズマリーには特定の害虫を寄せ付けない強い香りがあります。
キャベツ、ニンジン、豆などの野菜の隣にローズマリーを植えると害虫を寄せ付けにくくする効果があります。
パセリ(parsley)
パセリとは
パセリは、鮮やかな緑の葉と爽やかな風味で知られる人気のハーブです。 世界中で料理用途に広く使用されています。
パセリの種類
パセリには主に 2 つの種類があります。
イタリアンパセリ(平葉パセリ) 平らで鋸歯状の葉を持ち、しっかりとした風味が特徴の品種です。 地中海料理や中東料理でよく使われます。
カーリーパセリ(日本の洋食でよく付け合わせに使われるパセリ) 名前が示すように、この品種はカールした波状の葉を持っています。 付け合わせとしてよく使われ、平葉パセリに比べてマイルドな風味が特徴です。
パセリの活用法
パセリは信じられないほど多用途で、さまざまな料理に新鮮で草の風味を加えます。 一般的な用途は次のとおりです。
- 付け合わせ:パセリは、料理の視覚的な魅力を高めるための付け合わせとしてよく使用されます。
- 調味料として:スープ、シチュー、ソース、マリネ、ドレッシングの調味料ハーブとして使用されます。
- 風味づけとして:パセリは、サラダ、ロースト野菜、グリルした肉、魚などの料理に新鮮で明るい風味を加えます。
- ペーストの材料として:バジル、ニンニク、松の実、パルメザン チーズとともに、自家製ペーストの材料として使用できます。
パセリの効果・効能
パセリは風味があるだけでなく、栄養価も高く、 ビタミンA、C、Kのほか、カリウム、カルシウム、鉄などのミネラルも豊富に含まれています。 抗酸化物質も含まれており、健康に良いとされています。
パセリの育て方と注意点
パセリはプランターや庭で簡単に育てることができます。
パセリは、水はけの良い土と、直射日光にさらされるよりも部分的に日光が当たる場所を好みます。土は常に湿った状態が望ましいですが、根腐れに注意しながら土の表面が乾いたと感じたら水を与えます。
パセリの収穫は必要に応じて、外側の葉を外側から始めて内側に向かって収穫します。これにより、内側の葉が成長し長く収穫し続けることができます。
収穫した新鮮なパセリは冷蔵庫で数日間保存できます。 みじん切りにしたパセリを密閉容器や密封できるパックに入れ冷凍し長期保存することもできます。
パセリは単なる飾りではなく、料理の風味を高める多用途のハーブです。 ぜひパセリを栽培し、料理に取り入れてみましょう。
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